パリ-ストラスブール お菓子ブログ:スタージュ日記・カフェ編
2009-02-25T18:59:45+09:00
blueblau1
2005年9月渡仏〜2011年12月帰国までのフランス滞在の記録と、現在の日常の暮らしや子育てのこと。熱しやすく冷めやすい自分のための備忘録的なブログです。
Excite Blog
さよなら、みんな
http://blueblau1.exblog.jp/10969200/
2009-02-25T18:54:00+09:00
2009-02-25T18:59:45+09:00
2009-02-25T18:55:42+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
今の仕事を離れることにしました。
そろそろ他の世界を見たいというのが主な理由ですが、
オープンスタッフとして、悪戦苦闘しつつ、去年から一年近くも続けたこのお店。
毎日のように顔を合わせていたキュイジニエのみんなや、お店のスタッフと離れること。
自分の意志で決めたことですが、やっぱりさみしくなることには変わりありません。
お店のマダムから、姉の結婚式祝いにと、いただいた詰め合わせ。
辞めてからも、いつでも来てね!何かあったら相談に乗るから。
と、笑顔で言ってくれました。
これはキュイジニエから私への思いがけないプレゼント。
よく切れる果物ナイフ。
これを見るたびに、自分たちのことを思い出してね、と言っていました。
大事に使わせていただきます。
別れることは、なんだかんだいっても、さみしいもの。
でも、みんな、さようなら!
辞めることに関しては、直前まで言わなかった(というか、なんとなく言いにくかった…)のに、本当に申し訳ない気持ちで、これらを受け取りました。
さて、そんな私は、3日ほど前から日本満喫中。
3年半ぶりの日本、時差ボケも戻らないままですが、
明日からは日本の生活のことを書いていきます。
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はちみつしょうがドリンクで元気復活
http://blueblau1.exblog.jp/10834634/
2009-02-09T04:52:00+09:00
2009-02-09T05:46:21+09:00
2009-02-09T04:52:33+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
朝ぱっと起きれないし、家に帰ってもなんだかだるくて何もする気力が出ないし、
(これはまあいつものことですが、それよりもさらにひどい)
気分的にも不機嫌が続き、持ち前の明るい気持ちが、しばらくどこかに行ってしまっていました。
上の人に、働く時間帯をずらしてもらえるように言ってみたところ、あっさりオッケーがでました。
よかった。
こういうことは我慢しないで言ってみたほうがいいのです。
二日前から、パトロンから、来週用にマカロン300個作成命令が出てまして。
薄ピンクと濃いピンクの2種類。
これは私にとっては楽しい挑戦でもありますが、同時にストレスでもありまして。
さっそく作ってみたのは、イメージより色が淡すぎて、私が納得いかなくて、今日はそのやり直しがしたかったのです。 絞る前のマカロン生地、完成。
私が思いっきりぶーたれた顔をしてたのでしょう。
厨房内で働いているMちゃん(日本人)が、
「疲れてるんじゃない?肩もこってるみたいだし。しょうがドリンク飲むと効くよ!」
と言ったが早い、鍋にアツアツのしょうがドリンクを作ってくれたのです。
(このときの行動がめちゃくちゃ早くてビックリした)
Mちゃん作のそれは、お湯にレモン汁と、たっぷりのしょうがの摩り下ろしが入り、ハチミツで甘みをつけたアツアツの飲み物。
これがとっても美味しかったんです。
しょうがの効能で、体の中があったまって、血の巡りがよくなってくるのを感じました。
Mちゃんは肩こりに効くツボまで教えてくれました。笑
しょうがドリンク、すごい!!
なんだか、一気に元気をもらいました。
それまでのどよ~んとした気持ちが、ふっとんだんです。
「おお!顔色、すごいよくなってるよ!」といわれた顔は、確かにポカポカ。笑
Mちゃんありがとう~。
疲れたときは、アツアツのはちみつしょうがドリンク!
さてピンクのマカロン。
マカロンを焼く前に、バタークリームを作っていたのですが…
失敗。
出ました。これが、私の一番疲れる時。
だって2度手間です。
がっくり…
バターと泡立てた卵が分離して、なじませようとどう頑張ってもさらに分離は激しくなって…
材料のバター400gはゴミ箱に。
さて…!
気力を落とさず、慎重に、2回目に挑戦。
卵はシロップを加える前にだいぶ泡立てといて、
シロップを加えたら卵が温かいうちに、
これまた泡立てておいたバターに加えていく。
そして、香料を加えるときは、低速でまわし、ゆっくりなじませていくこと…
できあがり。ツヤツヤのバタークリーム。大成功!キレイ!キレイだよ~!
まさに今が絞りどきのツヤツヤクリームを、焼きあがったマカロンに絞っていきます。
ここまできたら、あとの作業は楽しい♪ マカロンをくっつけていきます。
これもMちゃんとYちゃんに手伝ってもらい、半分が終了!
皆、できたてを食べたがるのだけど、挟みたては味がなじんでなくて、大しておいしくないのだよ…
食べごろは今じゃなく、3日後くらいかな
MちゃんYちゃんありがとう。
働き者で、よく気がついて、優しいジャポネーズ2人組、最高!
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ショコラ・ショー
http://blueblau1.exblog.jp/10332710/
2008-12-14T06:48:00+09:00
2008-12-14T07:01:00+09:00
2008-12-14T06:49:52+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
やっぱりこう寒いとショコラ・ショー(ココア)がよく出るみたいで、土曜日の今日は明日とあさって用に、たくさん仕込んで帰ってきました…。
マドレーヌのフォション・ル・カフェ、日曜日も営業することになりました(私はお休みですが)。
確かにラデュレもアンジェリーナも日曜営業だし、ここはひとつ…という感じでしょうか。
お店のトレーには、サロンドテ用にたくさんのガトーが並びます。
最近はノエルらしく、ビュシェット(一人用のビュッシュ・ド・ノエル)も出てきました。
あまりここには書けないことが多く(いや、本当は書きたいのですが、誰が見てるか分からない^^ということで)、あまり私の仕事の話は出てきませんね。
外から見るような華々しい世界ではなく、
中をひっくり返せば、そこは戦場…。
今にも取っ組み合いになりそうな口論が日常茶飯事。
(私ではないですよ、もちろん)
怠け者の人、とてつもないエゴイストに、オネエもいます…(この人はとってもいい人!)。
サービスのほうも調理のほうも、中で働いてる人の人間模様などは、それはもう、面白いほどです。(フランス語が完璧にわかったら、もっと面白いかもしれませんが)
ここの皆が単にそろいもそろって個性的なだけかもしれませんが、ホントに、人って様々…
何が書きたかったのかわかりませんが、私もいろいろ賢くならなくてはな…と思うこのごろです。
そろそろ答えを出さなければ…そんな気がしています。
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ちょっと休憩
http://blueblau1.exblog.jp/9938363/
2008-10-16T06:32:00+09:00
2008-10-16T06:44:12+09:00
2008-10-16T06:33:22+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
最近、嬉しかったことがありました。
夜、「ねえ、ちょっと日本語でデザートの説明して!」と、サービスの人に呼ばれてサル(お客さんが食事する部屋)に行くと、そのテーブルに座っていたのは、家族らしき日本人の4人組グループ。
私が日本人とわかると、驚きつつも喜んでくれました。
日本語でのお菓子の説明の後、ブティックのお菓子を3つ、それに私のデザートをひとつ選んでくれました。
(注:メニューにはブティック(フォションのラボラトワールで作られているもの)のデザートと、レストランのデザートがのっているのですが、それぞれ違っていて、私が作っていのはレストラン用のほうです。さすがにブティックのお菓子のほうがやはりよく出ます)
作ったデザートを直接テーブルまで持っていきました。
すると、「せっかくだから、あなたと一緒に写真を撮らせてもらえませんか?」とおっしゃる。
夜になると私のタブリエ(エプロン)はかなり汚れる。
そんなカッコでお客さんの前に出るのも恥ずかしいのだけど、でも喜んで、ご家族と一緒に写真に収めてもらいました^^。
ご旅行で、明日日本に戻られるそう。
なんだか、心があたたまりました。
今日のお昼は日本の特別ゲストが来店していて、地下で食事されてたのですが、そのうちの一人の女性に、
以前ここで食べた「大きなプリン」はあなたが作ってるの?
あれ、とっても美味しかったの!
今はもう作ってないの?
と、言って頂けました。
普段、お客さんのそういう反応を知ることがないもので、
こんな言葉を直接いただけて、とっても嬉しかったのです。
午後、またしても
「日本語でデザートの説明してあげて」と呼ばれ、また汚れた格好で(恥^^;)出てみました。
女性の方二人連れで、驚きつつも、日本語で説明をすると安心されたようで、悩みつつも、にこやかに注文してくれました。
「がんばってくださいね」という励ましの言葉もいただきました。
ああ、ここはフランスで、でもお菓子を作ってるのは日本人の私で、その私のことを、
応援してくれる人がいる…
いつもは厨房にこもって仕事して、表舞台(お客さんのいる部屋のこと)のことはあまり見えていないのですが、こういう風にお客さんとの接触があると、また気持ちが違ってきます。
とっても、いい刺激でした。
いいものを作らなくは、とまた気が引き締まります。
明日の朝から日曜日まで、ネットのない場所に行ってきますので、
戻ってきたらまたブログを書きますね。
コメントのお返事もそれまで待っていてくださいね。
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パリのグランドメゾン・今年のブッシュお披露目
http://blueblau1.exblog.jp/9865756/
2008-10-05T22:53:00+09:00
2008-10-05T23:33:50+09:00
2008-10-05T22:54:39+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
レストランのマダムが、「今カメラ持ってる?」と呼びにきたので、何かな?
と思ってついていくと…
そこにあったのは、フランスのクリスマスケーキの、ブッシュ・ド・ノエル!
一瞬、なんだかわからず、この細長い形のケーキは…あっそうだ、これはブッシュドノエルだ~
とびっくり…
さてここからは、一足早く公開の、今年のブッシュの写真をお楽しみください… ダロワイヨ。キャラメルとプラリネの組み合わせ。 アルノー・ラエール。シェフは今年のMOF(フランス最優秀菓子職人)をめでたく獲得しました。ミルクチョコレートとパッション、アンズの組み合わせ。 オテル・パーク・ハイアット。
見た目にインパクトのあるブッシュ。カッとすることなく取り分けられるので、食べやすく画期的と評判。
味のほうは、「Twix」というチョコレートバーのイメージとのことらしい。 プラザ・アテネ。
16世紀の家具の形。しかしこれは一体どうやって作られているのでしょう… オテル・クリヨン。小さく四角く焼いたプチシューの、サランボ(飴がけプチシュー)仕立て。
ホテルらしい華麗なプレゼンテーション。 そして、フォションのシェフパティシエ、Christophe Adam(クリストフ・アダム)氏のブッシュ。
鮮やかな緑色。なんと抹茶味とマンゴーの組み合わせ。
パリの有名店の今年のブッシュ・ド・ノエルが勢ぞろいして、各メゾンのシェフパティシエも大集合し、雑誌の記者も参加の試食会が行われてました。
集まったのは、フォション、ダロワイヨ、アルノー・ラエール、クリヨン、アテネ、パーク・ハイアット、ラデュレ、アラン・デュカス・フォーマシオン、グランド・エピスリー・パリのシェフ・パティシエたち…。
このときほど、ここで働いていてよかったと思ったことはありません…^^
このときの詳しい様子は、プラザアテネのシェフパティシエ、ミシャラク氏のブログにのっています。
興味のある方はこちらからどうぞ
グラン・シェフ・パティシエたちによる、見た目にもすばらしいブッシュドノエル。
皆さんだったら、どれを食べてみたいですか?
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それが人生というもの
http://blueblau1.exblog.jp/9853572/
2008-10-04T06:25:00+09:00
2008-10-04T06:47:05+09:00
2008-10-04T06:26:04+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
開店オープン時から、何気に7ヶ月も経ちました。
厨房に今いるメンバーで、開店時からいるのは、私の他にはスーシェフと、もう一人だけ。
あとのキュイジニエは、あるひとつの理由から、皆、辞めて行きました…。
改めて数えてみると、15人~20人くらいか。
ああ、あんな人もいたなあ…そういえば…と。
あまつさえ、流し場でお皿洗い・ごみ捨てが仕事のプロンジャーのお兄さんすら、「Il n'y a pas de l'ambiance ici.(ここはどこにも楽しさがない、おれはもう出て行く)。」と、去っていきました…。
正直、実は私も、このところずっと「意気消沈」の状態です。
8月のバカンスを終えてから、それまで私の中にあった希望と言うか、お菓子を作る世界での「わくわく感」…
それが、なんだかすっかりなくなってしまったのです。
これまでの2年間の研修生活の間持ち続けていた、良くも悪くもエキサイティングだったあの気持ちは、どこへやら…
自分でも不思議なくらい。
ずっと変化のない仕事内容が、原因のひとつということはわかっているけれども。
これはよくいう「マンネリ」というものでしょうか。
以前のシェフからは
「希望を捨ててはいけない、続けることが一番肝心だ。
契約が切れるんだから、次の仕事先として、以前紹介したお店に直接あたってみるといいよ。
しっかりね」
と励まされ、
ある知人からは、「C'est ça la vie.(それが人生というもの)
仕事を見つけ、働き、辞めては探す…。いい仕事というのはなかなかないもんだ」と。
今日はお昼のサービス中、唐突に、「Degage!(出て行け!)」とこれまでにない大きな怒鳴り声が。
びっくりして振り向くと、
怒鳴ったのはスーシェフ(毎度のことながら…)。
怒鳴られたのは、あるキュイジニエ。
彼のほうもカッとなったようで、「ああわかった!出て行くよ!」と、厨房から飛び出していきました。
その後すぐにお店のマダムから、「お客さんがいるんだから、お願いだから静かに!」と怒られてましたが…
なぜそんなことになったか?その理由は、わかりません。まわりのキュイジニエに聞いても、「理由はないんだよ」とのこと…。
普段から立派に仕事をしてる(ように思う)キュイジニエなんですが…なぜシェフがカッとなったのかは、さっぱりです。
きっと料理人の世界では、理不尽なことも多いのだろうな…と思った今日です。
私だって、スーシェフが全面的に嫌いなわけではありません。
すぐに怒りやすい人ですが、彼だって、彼なりに必死にこのレストランを守っているのがわかるからです。
(たとえ、キュイジニエたちが辞めて行った原因がこのスーシェフであるとしても。)
怒鳴られてから1時間くらい後に、そのキュイジニエは戻ってきて、スーシェフとも普通に会話してましたが、どこか一点を見つめ、他の事を考えているようでした。
私は、(一応)真面目に働いていることと、外国人、ということからか、まわりのフランス人のキュイジニエに比べて、スーシェフや、周りからのつらい風当たりはありません。(ただ学生ビザの関係で、給料は一人前にはもらえていませんが…(ここも不満な点))
誰しも自分の仕事に対して不満、疲労、倦怠を感じているけれど、それを続けなければいけない状況もあるんだ、と。
働くのは、お金のため、自分のため、楽しみのため…それぞれの理由があるんだと。
そして仕事に求める条件も同様に。
ちょっと考えてしまった最近です…。
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アプランティさん
http://blueblau1.exblog.jp/9704331/
2008-09-14T05:22:00+09:00
2008-09-14T06:05:39+09:00
2008-09-14T05:23:04+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
近頃の、仕事兼アルバイト先の話を。
(アルバイト、というのは、これまでスタジエだったのが私の都合でスタージュできない状態になり、それと同時期くらいに更新中だった学生ビザが出て、それ以降「週20時間の労働可」という条件のもとで働いてるからです。ちなみに週20時間は越えても、その分のお給料はもらえません。)
あれは2週間前、見知らぬ女の子とロッカー室で顔を合わせました。
「あなたもレストランの人?」と聞いてきたこの女の子、厨房にやってきた、新しいアプランティ(アプランティサージュをする人)でした。
アプランティサージュとは、職業訓練校に通いながら、隔週または2週間交代で、それぞれの専門の現場で働くという、フランスの制度。
アプランティサージの期間は、通常2年、長くて4年ほど続くらしい。
そして始める年齢も、14歳~18歳から、と若い。
(女優のオドレイ・トトゥーとおんなじ名前の)オドレイというこの女の子、シェフの意向により、とりあえず私(デザート)について仕事することに。
さてさて、オープンからこれまで6ヶ月の間、ひとりぼっちで仕事してた私。
仕事しながらこっそりおしゃべりをしたり、ちょっと嬉しい。
…と思ったのもつかの間。
この子、何にも知らない、何にも作ったことがない…。
これから始める段階なのだから当然なのだけど、ほんっとにまっさらな状態で、生地を混ぜる手つきも危なっかしく…
チョコレートや、ショコラ・ショーはたらす、こぼす…
使って汚したものをすぐに片さない…
私(モウッ!これジャマ!ただでさえスペースないんだから~。でも自分で気づいて片付けて欲しいのよね…ジリジリ)
スタージュ中、チクッとすることを言われたり、怒鳴られて反省したり(もしくは悔しい思いをしたり)、流しにほっておいたマドレーヌの型を床に投げつけられたことを思い出し…。
スタージュ中は、わからないながらにも何だか必死だったけれども…
教えるほうも教えるほうで、きっとうっとおしかっただろうし、イライラしたんだろうなあ、なんて。
Riz au lait a l'orangeオレンジ風味のリ・オ・レ。
バンケ用に用意したのですが、たくさん作りすぎてしまいました…これも反省
オドレイ、とっても初々しいところがあり、「明日は何を作るの?チョコレートムース?それ、絶対作るとき言ってね!」
彼女はムース・オ・ショコラが大好きらしい。
まかないのときにあまったデザートを出すのだが、そのチョコムースがあると、必ず食べている。相当好きらしい。
そして塩キャラメルを作るときも。
「今何作ってるところ?えっキャラメル?(目を丸くして)それなら、早く言ってよ~」
と、こういうところが可愛い^^。
思えば、ちょっと1~2年前は私もこんな状態だった。
(チョコで汚したり、手つきがあぶなっかしかったり、すべてのことに興味しんしんだったこと)
それと、この2年の間に、私もやっぱりいろんなことを教わったんだ、収穫がちゃんとあったんだ、ということも改めて実感…
オドレイ、仕事の内容もちょっとずつわかってきたようで、時々手伝ってくれる。
動きはとってもスローだけど…
彼女は18歳。来週からついに学校が始まるそうで、次に厨房にやってくるのは2週間後。
これまで一人で仕事するのは大丈夫だったのに、やっぱり、寂しくなってしまいました…
こう書くと、私がさも教えてるかのようですが、この道に入ってまだほんの2年…もっともっと訓練しなきゃならないのは私のほう…
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バカンス!
http://blueblau1.exblog.jp/9359112/
2008-08-03T05:38:00+09:00
2008-08-03T05:56:57+09:00
2008-08-03T05:38:36+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
デザートのスフレがうまく膨らまないは、数は足りなくなるは、朝から来てるのに、いつまでも仕事が終わらないは…。
あー…
早く終われ!
今日のことは全部忘れる!
…というバカンス前の一日でした。今までは何とかやってきたのですが、今日ほど疲れはしませんでした。
私のいない間、代わりを誰がやるのかしら…という状況ですが、3週間のお休みを取りました。
一応また戻る予定ですが、その間、皆大丈夫かな…ごめんね…他人の仕事なんかやりたくないよね…なんでディレクター、代わりの人雇わないんだろ…。(と、私なんかに心配されて。)
シェフが去った後の、一人取り残されたスゴンドのシェフの最近の疲れっぷりも気になります。
「自分の息子がシェフになりたいと言ったら、絶対、やめとけと言う。」と、言ってました。
このシェフ、携帯の画面を見てニヤニヤしてるなと思ったら、「息子が髪を切った」と、笑顔いっぱいで写ってる、3歳の可愛い息子の写真を見せてきます。
普段は無口で切れやすいこのシェフですが(そのせいでキュイジニエが辞めていった、といえる)息子命みたいなパパなんです。
確かに、料理人って大変な仕事です。
仕込みは山ほどあるし、サービス中は熱いし、企業の中だといろいろなやり取りもあるし、涼しい顔してできる仕事ではありません。
私は、デザートのポストにいて、料理のほうは、申し訳ないけど決まったこと以外はめったに手伝いません。(だってそんな余裕はないし…)
もしこれでやっていけなかったら辞めるでしょう。
そして基本的に一人で作業のほうが精神的に楽なので、チームワークの作業がどうも苦手…。
先週時間を見つけて、マカロンを勝手に作って、袋に入れて、一緒に働いてるお店の皆に配ったことがありました。
塩キャラメルとフランボワーズの二種類。
あっという間になくなりました。 名前を書いて入れときました。
それがつい先週。
スゴンドのシェフが重い顔つきで、「あのさ…先週のこと覚えてる?」と聞いてきました。
「な、何だろう…」と思っていると、
ディレクターがあれと同じものを50セット欲しいと言ってるんだよ…。
明日作る時間ある?
というのです。
ディレクター、どうやら周辺のホテルに、お店の名詞とともに宣伝として使いたい様子。
げげ!と思いました。
が…
断わる訳にもいかず、作ってあげました。
使われてるな…私。
注文してないからマカロンに使うアーモンドパウダーも切れてたのに、自分ちからわざわざ持ってきて。
フランボワーズと塩キャラメル、あわせて10プラック分焼きました。
(これも絶対今日の疲れの原因のひとつ…)
余分に作ったので、また皆に配って(良くしてもらってる人には多めに^^)、自分用にもしっかり持って帰ってきました。
この休みの間に、食べて欲しい人にあげようっと。
マカロン作りのポイントのひとつは、生地の混ぜ方。かなり混ぜたほうが、つるっときれいなマカロンができます。
これをいつも忘れて、焼きあがって「しまった」と思うんです。
写真は、奇跡的に?理想のピエが出たときのマカロン。
マカロン作り、いかにきれいなピエと表面の色つやを出すか、が私の課題…。
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7月5日
http://blueblau1.exblog.jp/9185559/
2008-07-20T23:48:00+09:00
2008-07-21T00:54:06+09:00
2008-07-08T02:06:31+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
レストランで一緒の2人のキュイジニエが、それぞれの事情でお店を去っていきました。 昼のまかないはモロッコ出身のキュイジニエ作のクスクス。
本人は塩が足りないと言っていたけれど、私にはこの薄味がとても美味しかった。
しかも柔らかく火が入ったニンジンやらズッキーニなどの野菜がたっぷり!
夜にはさらに味がしっくりとなじんでさらに美味でした。(二回も食べた私) 持ってきてくれた手作りのモロッコのお菓子。 うち一人のキュイジニエが、私が以前「機会があったら見せて」と言っていたシュクレ・フィレをやって見せてくれた。彼は以前働いてたレストランでキュイジニエ・パティシエとしてこれをよくやっていたそう。
最後にいいものを見せてもらいました。ありがとう。 顔がひきつってます^^
その日の夜、オフだったスーシェフが、一人息子を連れてやってきました。
この坊やがすごくかわいい!
(ですが、人見知りで笑ってくれません…^^)
普段はとっつきにくいスーシェフではありますが…「Mon coeur、mon coeur(私の心)」と呼びかけたり、息子を前にするとデレデレ^^。
さぞかしかわいいんだろうなあ~
一緒だったメンバーがいなくなったり、新しいメンバーが入ってきたり、時間ってたつものです。]]>
Romain君のこと
http://blueblau1.exblog.jp/9237107/
2008-07-17T04:36:00+09:00
2008-07-17T05:22:22+09:00
2008-07-17T04:37:04+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
丸々とした体格、包丁を研ぐ手つきがさすがで(速い)、営業中は汗を滝のように流しながら(笑)、真面目に仕事しています。
ふざけ好きだけど、とても礼儀正しい。
彼のお父さんはランジス市場で働くお肉屋さんで、早朝シェフの車で3人で一緒に訪ねたこともあります。
私よりもずっと若い、まだ18歳のアプランティ。
*アプランティ=職業訓練学校に通いつつ、決められた週ごとに現場・お店で働くこと。見習い。
ここ最近のこと。
環境が(厨房内の)かなり変わったのが大きかったのか、正直、ここでこうして働くのがつらくなってきました(気持ち的に)。
とういのは、
キュイジニエは数人(5~6人)で働き、仕込みをし、時間になったら交代制。
デザート担当の私はたったひとり。
そりゃ、仕事量も料理とデザートじゃぜんぜん違うだろうけど…正直、ズルイと思うのです。
誰とやり取りをするでもなく、黙々と自分の仕込みと仕事を終わらせる日々。
(というかおしゃべりをする余裕が自分にはない)
私だってそれほどデザートの出番があるわけじゃないけれど、お菓子は生もの。
毎日仕込みは少量ずつだけどたくさんなのです。
楽をしようとすれば、すぐに自分に返ってくるし、できるだけ進められるところまで進めていかないと、後で困るのは自分。
人に任せたりも、人のせいにも自分にはできません。
とはいえ、いい加減な仕事はしたくない。
真面目だけど要領が悪い…だから苦しいんだ、と自分で思います。
「まだ帰らないの?」
と言われると、自分は要領が悪いんだ、だから終わらないんだ、と本当に悲しくなるんです。
一人だと変なプレッシャーを感じることがないし、一人で黙々と仕事をするのは、今まで好きだったけれど、こんな風に一人で働くのは今後はないだろうな…
と、思うこのごろ。
ストレスを感じたとき、フォローしてくれる人もいなくなりました。
「あらら、そんな悲しそうにしないで」
「以前と違って、今は悲しそうだね」
と、サービスの人からも言われてしまいました。
今日の日記は愚痴になってしまいましたね。
もちろんキュイジニエだって、サービス係りだって、いろんなつらい事がたくさんあることと思います。
自分ひとりだけが大変な訳ではないけれど…
私の悶々とした気持ちが顔にも表れていたのでしょう、
「大丈夫?今日はいつもよりボーっとしてるみたいだけど。」
と、心配そうに聞いてくるロマン君。
その後も、
「仕事以外のことでも何でも、何か心配事があるなら僕に言ってよね、僕の電話番号まだ持ってるよね?」と、本当に心配そうな顔で聞いてくれるのです。
普通、自分より年上の人間に対して、こういう風に心配できるだろうか?
こんないい子によくぞ育ったもんだ、親御さんはエライ、ブラボー!
と、妙に感動してしまいました。
ロマン君は私の心の癒しかもしれない。
いや、今までずっとそうだったんだ、と気づいた今日でした。
ありがとう、ロマン君。
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散らし寿司でまかない
http://blueblau1.exblog.jp/9219790/
2008-07-14T05:28:00+09:00
2008-07-14T15:04:53+09:00
2008-07-14T05:28:32+09:00
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スタージュ日記・カフェ編
その彼の「日本食が食べたい」とのリクエストにこたえて、この日のまかないは(初めて)私が担当することに…。
前日えび(gambas)を茹でて三杯酢につけたり、薄焼き卵を作ったり、下ごしらえ。大人数のまかない、米をどれくらい炊けばいいのかとか、材料の分量を決めるのに悩んだけれど、昼はもちろん、夜のまかないの分までできました。
ちなみにお米、ちらし寿司の素、ごま油、桜でんぶは日本食材屋さん「京子」で買い求めました。いくらものせてみたのですが、みんなよけて食べてましたね~^^美味しいのに… からあげも作りました。
ああ、からあげといえば、2年前、ストラスを去る最後の日に作ってもらったから揚げ、美味しかったなあ。骨付きの腿肉を上手にさばいて調理していた美食クラブ会長(ちーちゃん)を思い出す…。
昨日の晩は、骨付き腿肉11個と言葉通り格闘していた私…(お肉は3キロ分とれました)
料理は慣れてないもんで、とても時間がかかりました…。
(前日にある程度下ごしらえを済ませておいて、大正解でした。ほっ。)
しかし、自分でいうのもなんですが、散らし寿司、から揚げともに美味しくできて、シェフ、皆さん喜んで食べてくれました。
いや~大満足です。
料理もいいものだな、楽しいものだと思いました。
今日は昼にシャンパン、夕方にもう一度シャンパン、夜に最後にシャンパン、と3杯も飲みました。
来週から彼のいない厨房、とたんに寂しくなりそうです。
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(美味しくできたのでメモ)
からあげの作り方
とり腿肉11個(約12人分?)
砂糖30g
しょうがの摩り下ろし1/2個分
醤油300g
ごま油60g
卵7個
片栗粉180g
薄力粉180g
骨と皮をとった鶏肉を4cm角の大きさに切り分け、塩をもみこんで水洗いする。
水気をよくふきとり、砂糖を加えてもみ込む。
卵と粉以外の材料を加えてもみ込む。
そこに溶いた卵を加えて混ぜる。
鶏肉に粉類をまぶす。
鍋に油を熱する。
2度揚げする。
1度目は、低めの温度で色がつかない程度に揚げ、網においておく(余熱で中まで火が通る)。
2度目は高温で色がつくまで揚げる。
これで中はジューシー、外はさくっとした美味しいから揚げができます。
日本食に慣れてないフランス人も、これなら抵抗なく喜んで食べてくれます^^
また今度作ろう♪
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あと数日後
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2008-06-08T04:03:00+09:00
2008-06-08T04:41:29+09:00
2008-06-08T03:54:36+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
フランスに3年近くいるのですが、あなたの学校に登録して、今回の滞在許可証は大丈夫でしょうか、万が一のことがあったら返金は可能でしょうか…etc.
といろいろ気になっていたことを確認しました。
さすがに今回の滞在許可証の件については保証はできないようで(ランデブーの建物も、15区ではなくシテ島にある方)、まずは12日のランデブーの時に、うちの学校でOKか、それも週何時間なのか(15時間か20時間か)、聞いてみた方がいいわ、とのこと。
一度登録して授業料を払ったら、後からの返金は一切できないから、その方がいいわ、何にもならないお金を払わなくていいように、と。
受け付けの女性はとても親身になって相談に乗ってくれ、本当にその通りだ、と納得して学校を後にしたのですが、そのあとますます心配に…。
翌日シェフに相談すると、その学校なら大丈夫!
というのです。
信用しないわけではないけど、結局、判断するのはプレフェクチュールの人…。
学校に登録してすべての書類をそろえてから出向くべきか、
書類をそろえないで質問、確認するために出向くか。
「もし滞在許可証のために学校に支払ったお金が何にもならなかったら」と考えると、どうしたらいいかわかりません。
今日はディレクターがランデブーの日のための紙(うちでスタジエをして働いています、という内容)を書いてくれました。
あと数日後なので、学校の件は早く決めないといけません。
普段は能天気だけど心配症、でも結局は楽観視して気を楽にする、というパターンが多く、
身体的に丈夫な私でも、心配事のせいで胃が痛くなったりするんだ!と気付いた最近です…。
もし今回幸いにも書類が通っても、学生ビザであることには変わりないのですが、いつか、フランスで働きながら暮らす、という夢が(最近気づいた夢ですが)、実現する日が来ますように!
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もやもや…
http://blueblau1.exblog.jp/8987460/
2008-06-05T04:41:00+09:00
2008-06-05T05:40:26+09:00
2008-06-05T04:41:42+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
最近の心配事のことを少し…。
フランス(ストラス)にやって来て初めのころは、こんなに長く(約3年弱ですが)滞在するだろうとは思っていませんでした。
せいぜい1年くらいかな?と。
不便なことも多いし、特にスタージュを始めてからは「理不尽だなあ」と思うことも頻繁に。
でも喜び、楽しさがそれを上回る。
サッパリだった言葉がだんだんわかるようになり、目に入ってくるもの、空気が心地よく、(食べ物が豊富で美味しくもちろん日本を別にして)
何より、大好きなフランス菓子が身近にあるこちらでの生活。
帰国命令の手紙が届き、そのとき初めて「まだフランスでやっていきたい」という気持ちを再確認しました。
フランス人からは「フランス人の結婚相手を見つければいいじゃない^^」と言われるのですが、その可能性は、残念ながら現在まったくなく…哀
そしてそんなことを考える余裕がありません…
今のスタージュ先に相談し、シェフの手助けによって、数週間後(先週の土曜日)2度目の手紙が届き、例の「1か月以内に帰国」の危機はまぬがれました。
今回すんなりとビザ(学生ビザ)の滞在延長の許可が下りなかった原因は、私が登録していた語学学校が原因だったのですが、先週末の土曜日送られてきた2度目の召喚状と、新しく登録し直した学校のアンスクリプション、セキュリテソシアル、そのほか諸々の書類を、12日までに用意しなければなりません。
学校選びにも十分な時間はないものの、この2,3日でなんとか決めました。
あとはそれを実行するのみ。
ただ、ずっと気になるのは、本当にこれが通るのか?
という点です。
いろいろ探し回って学校に再登録、書類を揃えたにも関わらず、却下。
今までの私のフランスでの行動(スタージュに重点を置きすぎて語学学校への出席がおろそか=こいつ、何がしたいんだ??)から、そういうことも十分あり得るのです。
フランスの製菓学校を卒業してこちらでスタージュ、という場合なら、行動に一貫性がありますし、フランス側も納得すると思いますが、私の場合は…。じゃ、邪道??
学生ビザで3年以上の更新は難しいと聞きますし。
12日、書類が通らなかったら、やっぱり悲しいですね…。
でも今までにも、心配事を抱えてても、そのつどそのつど助けられ、何とかして、何とかなってきていました。
通らなかったら通らなかったで、その時はその時です。
きっと前向きに考えられるでしょう…。
ああ、早くこのもやを切り抜けられますように。
早く結果が知りたい。
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ベベ・ボストックとクグロフ
http://blueblau1.exblog.jp/8965372/
2008-06-01T19:42:00+09:00
2008-06-01T19:46:05+09:00
2008-06-01T19:38:33+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
最近毎日のようにシェフが、お店の商品の売れ残り(パン系)を「明日の朝ごはん用に…(コッソリ)」と言って、持たせてくれる…
写真はフォションのベベ・ボストック。クランブルがのっている、フランボワーズ味とキャラメル味。(他にもショコラ味があるのだが、フランボワーズ味が特に美味しい。)
奥はミニクグロフ。ほのかにオレンジの花の水の風味がついていて、しっとりと美味。
パン・オ・ショコラもトースターで軽く焼いて食べると、最高に美味しく幸せ…。
おかげで、美味しい朝食には不自由してないこの頃。
シェフに感謝^^
でも、シェフは今の仕事・人間関係に対する不満が多く、
もしかしたら、ここを辞めるかもしれないんです。
そのことについては、おいおい書いていこうと思います…
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チュニジアンスイーツ
http://blueblau1.exblog.jp/8823665/
2008-05-10T04:46:00+09:00
2008-05-10T05:10:31+09:00
2008-05-10T04:46:17+09:00
blueblau1
スタージュ日記・カフェ編
カフェのセルヴーズ(ウェイトレス)のダニエラが、チュニジアのお菓子を持ってきてくれたので、お昼のまかないのあとに食べました。 見た目も、フランス菓子にはない雰囲気。
オレンジフラワーウォーターの風味のついたマジパンなど、マジパンが多く使われてます。
ピスタチオやハチミツもたっぷりで、お茶うけにぴったりあいそうなチュニジアのお菓子。
<余談>
カフェで働いている皆、(フランス人ですが)ナショナリテや宗教は様々。
最近知ったのですが、アラブ系の人々。
ゼラチンが使われたお菓子(ゼリーなど)は口にしないそうなのです!
これは初耳でした。
でもマシュマロ(実はゼラチンが使われている)は、平気みたいです。
悪いのでそれは言いませんけど、なんだか、面白いですよね。]]>
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